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シン・ゴジラ見て数日たって

8/13追記
日がたつにつれ、いろいろ考えることも多くなってきました。
娯楽映画として素晴らしいのは間違いないんだけど、これを見て「日本すごい!」となってしまうのは、ちょっと怖いなと感じるように…
いや、それもちょっと違うな。一部の評論がいうように、描かれているのが、日本人の願望だからそこは留意しなければならない、というのではないな。
日本と言う国をあげて対応しているはずなのに、国という規模の、ものの、大きさと奥行きと広さを感じられなかったのです。

民間の破壊と犠牲をきっちり描いているから、政治家と官僚しか出てこないからとか、そういうことではないはずなんですが。
なぜか小さい。ディティールはあっても、組織がそこにあるダイナミズムが感じられなくて…。
人物の描き方が、「萌えて燃えるシチュエーションはあっても、内面はない」というものだからかもしれません。
それもなんか違う気がしますが。
個人的には、あれは日本という国家であるよりは、規模が国家レベルになった科学特捜隊だと認識しています。
というか個を薄く描き、諸外国の存在感も薄く薄く描くことで、 「個がない群としての力」という日本をえがきたかったんだろうと感じているのですが、他者も外部もない(あるいは限りなく薄い)世界って、それってつまり、人類補完計画じゃないでしょうか。

この期に及んで、庵野という人は、「私とあなたは違う」ということを受け入れられないのか、と。
そういう狭苦しさを覚えるわけで。

まあ、そういうことさしおいてもねえ、第二形態のきもさだけでねえ、いけちゃうんですけどね。
蒲田のあいつって呼ばれてるんだって?

怪獣映画として神がかってるのは確かなんですが。
このレベルのものを見せられて、すげーすげーおもしれーおもしれー言ってるのに、なぜか心の底から絶賛するには、居心地の悪さが拭いきれないなら、たぶん、僕個人が怪獣ものに向いていないんでしょう。

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プロフィール

佐々木バレット

Author:佐々木バレット
佐々木バレットと申します。舟名義で活動することも。
しばらくお休みしていましたが、マンガ活動再開しています。

現在、主にコミックMateで活動中。
またコミックウォーカー上で、舟名義でホラー漫画「カタリベ」の漫画も担当しています。

HPはこちらになります。
You Look'in 華々しき Rock'n Roll WOW!
また、拙著『おさなブライド』は、現在電子書籍版がDMMなどで配信されています。

ご連絡いただく際には、下記あて先の「$」を「@」に置き換えたメールアドレスにお願いいたします。
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